使えば使い込むほどにその持ち手に馴染みまた味わいの増す皮革製品。
革は革でもその種類、製法で全く違う顔を持ち、その使われ方も様々です。
ここではまず基本的な皮革の行程を通して眺めてみましょう。
一件の業者が全ての行程を担当するのではなく、それぞれの行程を受け持つ業者が集まり、地域一帯となって製品が生まれていきます。

原皮に付着している汚物を取り除きます。使用後の水は処理がなされてから綺麗な水に戻り外へと流されます。 石灰に浸し皮を膨らませ毛を毛根から抜き取ります。
毛が抜かれた面を銀面といい、皮の表面となります。
皮の表面に付いている不要物を更に取り除き、靴用、鞄用、衣類用などその用途に合わせて皮の厚みを分割します。
シェービングマシンで革の肉面を削り、一定の厚さに調節します。 革に柔らかいと書く「鞣し(なめし)」クロム鞣し、タンニン鞣しなどの方法で革を柔らかくし、更に耐久性を持たせます。 分割機を用いて皮を所定の厚みにし、銀面と肉面側の二つに分割、同時に一頭分の大きな皮を背筋を中心に半分に切り分けます。
染料を使い革を注文通りの色に染めます。また精製生油や合成樹脂を用いて、革に柔軟性も持たせるよう加脂を行います。 釘張り、ガラス張りなどが以前には使われていましたが、上記のサミング・セッティングマシンを用いこの行程で80%の水分を飛ばし乾燥工程に入ります。 手塗り、スプレー、カーテンコーター等で着色します。上の写真はその塗料を配合しているスタッフの写真。
厳重なる検品後、発送。靴や鞄、衣類、手袋などの製品製造企業へと向かっての旅立ちです。 外観に美しさや艶、耐久性を持たせるように銀面に塗料などを塗布、乾燥させます。

皮革工程や機器についてもっと詳しく知りたい方は
「皮から革へ」で詳しく紹介しています。
4Aフルカラー22ページのFPDファイルがございます。
ダウンロードしてご活用ください。